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2006年10月26日 (木)

思い出の写真①

まずは日ハムの優勝、おめでとう。中日も最後まで頑張って、緊迫したゲームを見せてくれました。それにしても、日ハムが44年振りですか?、見事優勝するとはたいしたものです。

ところで機内での面白話、みなさんお寄せ頂きありがとう。まだまだ受付ますからどんどんお送りください。

さて、今回から思い出に残る写真のエピソードをお届けします。その1回目は、パプアニューギニアで撮ったボロカサゴです。

この魚、どこがどうなっているのか解かるかなー。ボロカサゴは10分に1回ほど大アクビをする、そう聞いてはだまっちゃいられない。というわけでパプアに飛んだのでありました。

ボロカサゴは擬態の名人なので、ぼくには見つけられなかった。ロロアタ、リゾートのインストラクターであるヨシさんが見つけてくれたのはいいが、なんという頑固者。20分経っても30分経っても微動だにしない。

見つけてくれて指さされたときは確かに大アクビをしていた。だが距離があり間に合わなかった。「おお、やってるやってる」 と楽勝ムードいっぱいだった。

マクロレンズで口のアップを狙おうと、目の前まで接近し、カメラを構えた。手の届くところには、ワイドレンズを装着した水中カメラも用意しておいた。

ところがボロカサゴは相当にしぶとい。まったくアクビをする気配がない。このときつくづく思った。「ハッハッハ。日本からきたんだってぇ、お前の魂胆はお見通しだよ。パプアの魚をなめんじぁあない。おれと根競べするほうが間違いだ」

と、言われているような気がした。ついに1時間経過。タンクのエアーが無くなってきたので、ワイドレンズでも1~2枚撮っておこうと思い、ワイドの水中カメラに手を伸ばし、なにげなくボロカサゴを見て仰天した。

なんと、我慢に我慢を重ねた末の大アクビをしているではないか。「ウワーッ」 とワイド、とはいっても40ミリレンズを装着したカメラのファインダーをのぞき、シャッターを切った。

明らかにピンボケである。すかさずピントを合わせ2枚目のシャッターを切った。その瞬間、ファインダーは真っ暗になるので、アクビを写したかどうかは確認できない。自分にも自信はなかった。なにしろ2枚目を撮った直後には口は閉じていたのだ。

帰国しても直ぐに現像する気にはなれなかった。わずか2枚だ。それもピンボケに違いないと思っていたから、残りのフイルムはスナップを撮ってから数日後に現像した。Photo_44                                                                     

そのフイルムの上がりを見て信じられなかった。ボロカサゴの口を開けたのんきな姿が、2カット目にかろうじて写っていたのだ。

見ようによっては、ボロカサゴのあわてぶりがうかがえる。「あっ、おれとしたことがなんという・・・」 と言う落胆振りが手にとるように解かる。そう見えるのは自分だけか。

それにしても、なんというしぶとい奴なんだろう。アクビの原因はエラの掃除のためとも言われるが、完全にぼくに対抗していたとしか思えない。魚たちは人間の想像以上に、人間らしいのかもしれないね。

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2006年10月24日 (火)

おかしな話その③

えー、いよいよ3回目を迎えたおかしな話。今回は羽田から福岡へ向かう機内からです。作家の椎名誠さんと一緒でした。このときはスーパーシートの席だったが、椎名さんは原稿がたまっていたようなので、前の窓際の席にぼくは移った。

しばらくの後、なにげなく外をのぞいてびっくり。なんと、窓のほぼ真下付近に、真っ白い富士山がくっきりと見えたのだ。おもわずコンパクトカメラで美しい富士山を撮ろうとしたが、あまりに真下でうまく撮れなかった。

そのとき、アナウンスが流れた。「みなさま、ただいま左手下に、富士山がたいそう美しくご覧になれます」 するといっせいに窓にしがみつくように、みなさん写真を撮りはじめた。

ぼくも真下を覗き込み、再度撮影しようと試みたそのとき、小走りにやってきた客室乗務員にいきなり大きな声で「お客様」と、呼ばれた。なんか悪いことでもしたのかと驚いて振り返った。その女性は若く、胸には「研修」 のバッチが・・・

「お客様、富士山とご一緒に、記念写真をお撮りしましょうか??」 と言うと、首を傾けニコッとしている。思わず、ずっこけましたね。なんか突然照れくさくなっちゃって、「け、結構です」 と言ってしまった。

だが、その後冷静に考えてみても、どうやって写すというんだ、という疑問が頭から離れなかった。そこで、自分なりにあれこれ思案に暮れてみた。まず、富士山は真下だ。記念写真のためには、ぼくの顔をぴったりと窓にくっつけるしかない。

それでも両者を1つの画面に入れるとなると、彼女は座席の上にのぼり、ぼくの上に馬乗りにならなければ無理だ。そんなはしたないことを彼女はするだろうか。でも、自分から撮りましょうと言ったからには、どんどんはしたなく、大胆になってもいいから、傑作を撮っていただきたい。

とんでもない方向へと話が飛躍しちまったが、他に方法はないものかと考えてみた。あるんだなー、これが・・・。彼女は新人だから恐いものはない。せっせと原稿を書いている椎名さんに向かって、「ねえちょっと、手伝ってくれる?」 と言い、椎名さんとぼくに手鏡を渡すのだ。

その鏡に椎名さんは富士山を写す。その富士山をぼくが顔の近くで自分の鏡に写しとる。その鏡の富士山とぼくの顔を彼女はパチリとやるわけだ。 フー、つかれた・・・

あれから何年たつだろう。ときどき「撮ってもらえばよかったー」 と後悔している。

さて、みなさんにも機内での面白い話がきっとあるでしょう。どんどん投稿してくれると嬉しいです。みんなで大いに笑いたい。待ってるよー。

 

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2006年10月23日 (月)

おかしな話その②

昨日に引き続き、おかしな話第2弾です。この話、実はぼくの親友からこと細かく聞いた話だけど、今回は、ぼくの体験談風に書いたほうがなんとなく伝わりやすいようなので、あえてそうします。

では始めます。
「この日はよー、機内は満席でよ。自分の隣はいかにも田舎のおやじ、っていう感じの人でな。そのうちスチュワーデスが飲み物を聞きにきたんだよ。おれはまだ真昼間だし、一応コーヒーにしたんだけど、隣のおやじがな、いきなり『焼酎っ』 て言ったんだよ。」

「あるわげねべー・・・と思ったらあるんだなーこれが。そしたらな、スチュワーデスが、『どのようにお飲みになりますか? 』 って聞いたんだ。そのおやじ、返事しないんだよね。顔見てみたら、あきらかに怒ってんの・・・」

「スチュワーデスはもう一回聞いたね。それも丁寧に、『お客様、どのようにお飲みになりますか?』  そしたらおやじ、ブスッとした声で、『ちょびちょびだけど・・・』

「もう俺は必死に笑いをこらえた。スチュワーデスも大変だったようだ。だがさすがにプロ。平静を装い、こう続けた。『お客様、水割りですか、ロックですか』

おやじは『なんだ、じゃ水割り』 と、つっけんどんに言う。最初、おやじが怒ったのも無理はない。『なんでおれの飲み方を聞く? えぇっ、一気だろうが、ぐびぐびだろうが、大切にちょびちょびだろうが、悪いか? えぇっ、あんたには関係ねえだろう』 というところだろうなあ」

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2006年10月22日 (日)

おかしな話その①

久しぶりに海外から帰ってきたのだが、あの狭い機内でも、結構面白いシーンに出会うものだ。今日から3日間、実際にあった笑える話を一話づつご紹介しよう。

その①
シンガポールから成田に向かっていたときの話だ。ぼくの目の前を客室乗務員(スチュワーデス)が通ったので、「新聞ありますか?」 と聞いてみた。彼女はとびっきりの笑顔で、「ハイ、・・・日経、キリン、アサヒ」 と言ったのだ。

「キリンください」 と言うと、彼女はハッと我にかえり、「失礼しました・・・」 と小走りに逃げていってしまった。数分後、先ほどの客室乗務員は、山ほどの新聞を抱え現れた。どうやら新聞で顔を隠していたようだ。

「誰にでも失敗はある。1度や2度、いやこんな失敗はそうそうないだろうが、くじけず、まっすぐ前を向き、自分を信じて生きるんだ」 そう言おうと思ったが止めた。

彼女は6時間あまりのフライトのうち、何度かぼくの前を通ったが、その都度ほんのり顔を赤くしているように見えた。。恥ずかしかったんだろうなあ。ただ、いつもかけるように通っていった。お気の毒になあ。お顔の形から、日本人だと思うのだがどうだったかナー・・・。

そして明日は、隣の座席のおやじ(おれもそうだけどー)の話だぞー。

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